九州大雨、各地で起きた「内水氾濫」 なぜ繰り返されるのか?

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冠水した佐賀県武雄市内=同市で2021年8月14日午前10時8分、峰下喜之撮影
冠水した佐賀県武雄市内=同市で2021年8月14日午前10時8分、峰下喜之撮影

 佐賀県武雄市や福岡県久留米市などで発生した内水氾濫は、河川の本流の水位が支流の水位より高くなることで、本流の水が支流に逆流したり、支流や水路、側溝などの水(内水)が本流に流せなくなったりして、付近の住宅地などにあふれ出す現象だ。低地に1級河川が流れ、支流や水路も多い両市などは大雨が降る度に内水氾濫に悩まされてきたが、毎年のように起きる記録的な大雨に対策が追いつかないのが現状だ。

 2019年8月の豪雨で六角川が内水氾濫し、広範囲に浸水した武雄市と隣接する下流の大町町では、2年前とほぼ同じ地域で被害が発生した。国土交通省武雄河川事務所によると、佐賀平野を流れる六角川は勾配が緩く、有明海に注ぎ込む速度が遅い。さらに潮の満ち引きの影響を受けやすく、満潮時に大雨が降ると川の水位が上昇して本流への排水が滞り、内水氾濫につながりやすいという。有明海の14日の満潮は午前0時20分ごろで…

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