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金沢市内で長年地元に愛されているグルメといえば、オムライスに似た「ハントンライス」。市内の老舗洋食店「グリルオーツカ」によると同店のまかない料理として生まれ、その後独立した料理人が1967年、この名前でメニューに加えたのが始まり。ハンガリー料理をモチーフにしたことにちなみ「ハン」、マグロを意味する仏語「トン」から名付けられた。
ケチャップライスに、半熟卵とカリッと揚がった魚のフライが乗り、タルタルソースとケチャップがかかっているのが基本形。紅白のソースの甘みと酸味が口の中で混ざり合って絶妙な味になる。オーツカの3代目、大塚正樹さん(51)は「シンプルな料理だけに、卵を焼く火加減やフライの揚げ具合といった過程を一つずつ丁寧に仕上げています」と話す。市内の多くの飲食店で食べられる。