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科学や医療を巡るあらゆる出来事を永山悦子・医療プレミア編集長兼論説室が読み解きます。

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「マブ」と魔法の弾丸=永山悦子

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新型コロナウイルスの治療薬開発への期待は大きい=ゲッティ
新型コロナウイルスの治療薬開発への期待は大きい=ゲッティ

 新型コロナウイルス感染症の新しい治療薬が承認された。2種類の抗体「カシリビマブ」と「イムデビマブ」を組み合わせて使う。軽症者向けでは初の承認薬で、重症化を抑える作用がある。菅義偉首相も「徹底して使用していく」と期待を寄せる。

 最近話題になった薬に、米国で18年ぶりの承認となったアルツハイマー型認知症の薬「アデュカヌマブ」がある。ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の本庶佑・特別教授が開発したがん治療薬は「ニボルマブ」だ。いずれも最後に「マブ」が付く。

 薬には一般名と商品名がある。ニボルマブは一般名で、商品名はオプジーボだ。一般名は、世界保健機関(WHO)のルールに基づいて薬の有効成分を示すため、似た構造や仕組みの薬に同じキーワードが入る。

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