「数独」鍜治真起さん死去 読者参加でファン拡大、世界に2億人

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鍜治真起さん 69歳=ニコリ前社長 「数独の父」(8月10日死去)
鍜治真起さん 69歳=ニコリ前社長 「数独の父」(8月10日死去)

 数字パズル「数独」の名付け親で、数独の父と言われるパズル制作会社「ニコリ」の前社長、鍜治真起(かじ・まき)さんが10日、胆管がんのため亡くなった。69歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻直美(なおみ)さん。後日、お別れの会を検討している。

 1951年札幌市生まれ。高校時代には硬式テニス部に所属し、国体にも出場。慶応大に進学したが、70年安保の時期で休講が相次いだこともあって2年半で中退。印刷会社で働いていたときに目にした米国の雑誌に掲載されていた数字パズル「ナンバープレース」が数独へのヒントとなった。80年に友人と創刊した国内初のパズル雑誌「パズル通信ニコリ」で、ナンバープレースを「数字は独身(シングル=1桁)に限る」というタイトルで紹介。短縮した「数独」として定着させた。83年にはニコリを設立し、今年7月末に体調を崩すまで社長を務めた。

 数独は、縦横9列の正方形のマスに、同じ列や縦横3列のブロックで重複させないように1~9の1桁の数字を入れる。見た目にもこだわり、最初からマスに数字が書かれている「ヒント数」は中央のマスを軸に対称形に配置するという独自性を編み出した。

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