特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

大阪のコロナ治療最前線から見える「抗体カクテル療法」の効果と課題

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
新型コロナウイルス感染症の治療法「抗体カクテル療法」に使用する薬=大阪市淀川区で2021年8月13日、菱田諭士撮影
新型コロナウイルス感染症の治療法「抗体カクテル療法」に使用する薬=大阪市淀川区で2021年8月13日、菱田諭士撮影

 新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増え、患者の重症化と医療体制の崩壊を防ぐ切り札として軽症・中等症患者向けの治療法「抗体カクテル療法(ロナプリーブ)」が注目を集めている。海外の臨床試験では重症化リスクを7割減らすとの報告があり、トランプ前米大統領が投与を受けたことでも知られる。日本政府も積極的な実施を呼びかけているが、効果はどうなのか。大阪のコロナ治療の最前線で、当事者に話を聞いた。

患者「効き目は抜群だった」

 「点滴を打ってすぐに体が軽くなった。これほど効くとは思わなかった」。難病の「拡張型心筋症」の基礎疾患がある大阪府豊中市の会社員男性(37)は、7月29日に国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で抗体カクテル療法を…

この記事は有料記事です。

残り1617文字(全文1933文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集