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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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報道に遠慮がなくなる時

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 長崎市で9日開かれた平和祈念式典。菅義偉首相のあいさつについて、時事通信はこの日、次の見出しで記事を配信した。

 「長崎原爆忌、1分遅刻 あいさつ読み飛ばさず――菅首相」

 あいさつの中身ではなく、広島市での式典と違って、文章を読み飛ばさなかったことがニュースとは……。からかっているようにも見えた記事に私は驚いた。

 でも多くの人にはそこが関心事かもしれない。そして、こうして報道に遠慮がなくなってきたこと自体が変化なのだと思い直した。

 麻生太郎政権がそうだった。あの時、内閣支持率が下がり続けたのは、リーマン・ショック後の不況からなかなか抜け出せなかったからだけではない。

 国会答弁で、「踏襲」を「ふしゅう」と読んだのをはじめ、漢字を読み間違える場面が続出したのが大きな要因だったと思う。誰でも間違いはある。でも、ここまでくると首相の資質=能力の問題…

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