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浜崎洋介、古川勝久、上田岳弘、長島有里枝、小田島恒志、マヒトゥ・ザ・ピーポーの各氏が交代でつむぐコラム。

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21世紀的スポーツの祭典に=長島有里枝(写真家)

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写真家の長島有里枝さん=東京都東村山市で2020年2月21日、内藤絵美撮影
写真家の長島有里枝さん=東京都東村山市で2020年2月21日、内藤絵美撮影

 撮影の帰り道、深夜に外苑西通りが渋滞していた。妙だと思ったらオリンピックのための交通規制である。両手を頭上で大きく交差させる作業員の右後方には、ライトアップされた新競技場がそびえ立っていた。本物を見てしまうと、オリンピックに興味なしというスタンスのはずでも、少し高揚する。

 初期から主催側の不祥事が相次ぎ、まさかのコロナウイルス蔓延(まんえん)を経て、開会式直前にも人権問題が浮上した。「呪われている」という人もいたが、20世紀的価値観が21世紀の洗礼を受けただけじゃないんだろうか。昔は良かったものがダメな時代になってしまったわけではなく、もともとダメなものを「ダメ」と言えるようになったのだ。…

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