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「9.11」後の20年 米同時多発テロ20年

米同時多発テロから20年。特集記事や写真・動画で振り返ります。

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「9・11」後の20年

タリバン復権の衝撃 変わらぬ保守的価値観 「テロの温床」払拭焦点

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米国の対テロ戦争の主な出来事
米国の対テロ戦争の主な出来事

 イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンで再び権力を掌握した。2001年の米同時多発テロ後、米英による攻撃で政権を追われたタリバン。その後、米国主導でアフガンへ民主化支援が続けられたが、ガニ政権はあっけなく崩壊した。タリバンと米国、それぞれの「20年」とは。

 「最初の課題は行政能力を高めること。市民の支持を得て、国際社会からも承認されたい」。アフガニスタンの首都カブールがイスラム主義組織タリバンに制圧される1週間前の8月初旬。取材に応じたタリバン幹部が、熱く語り始めた。「20年前の経験から、我々だけではうまくいかないことは分かっている。ガニ政権や政府軍で働いていたとしても、必要な人材には協力してもらいたい」。近く政権を掌握することを確信しているかのようだった。

 タリバンは1994年に神学生を中心に発足した組織だ。当時アフガンは、89年のソ連軍撤退後に起きた軍閥による内戦で荒廃。「世直し」を掲げたタリバンを多くの市民も歓迎し、96年に政権を樹立して「イスラム首長国」を名乗った。

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