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海外特派員がそれぞれの赴任先の「街角」で感じたことを届けるコラム。

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預言者と家事 エルサレム支局・三木幸治

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 「家事は、性別に関係なくやるべきです。(イスラム教の預言者)ムハンマドは自分で服を洗い、裁縫もしていたのですから」。東エルサレムで7月末、約20人の男性を前にイマーム(イスラム教指導者)のムスタファ・アブ・スウェイ師が、イスラム教が教える「男女平等」について講義した。NPO法人・日本国際ボランティアセンター(JVC)が支援する活動で、参加者は真剣な表情で聴き入っていた。

 一般的にイスラム社会は男性優位とみられがちだ。聖典コーランには、男性は女性の「カウワーム」(アラビア語で保護者などの意味)であると書かれている。男性優位を規定する一つの根拠とされるが、その解釈は時代とともに変わってきた。スウェイ師は、イスラム教で男女は平等であり、男性には子供を産む女性を尊重し、支援する「責任」があると説く。スウェイ師と同様の解釈は世界で広がりつつある。

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