- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンで復権したことで、バイデン米政権は17日、米国人やアフガン人協力者らを首都カブールの国際空港から退避させるための空輸作戦を本格化させた。現在のところタリバンは容認姿勢を示しているが、先行きは不透明だ。
「タリバンに退避を妨害しないよう警告した。いかなる攻撃も圧倒的な力で対処する」。中東地域を管轄する米中央軍のマッケンジー司令官は、17日の声明でそう強調した。カブールが制圧された15日にカタールのドーハでタリバン幹部と協議したという。国防総省によると、タリバンと米軍幹部が現地で連絡をとっており、現在は「攻撃や脅威はない」としている。
米軍は16日、退避を求めるアフガン市民らが空港の滑走路に殺到したため航空機の運航を一時停止したが、17日までに再開した。今後は少なくとも1時間に1便の運航を目指し、1日に5000~9000人の米国人や、通訳などで米軍に協力したアフガン人らを国外に運ぶ予定だ。空港を警備する米兵も最終的に6000人規模となる。
この記事は有料記事です。
残り563文字(全文1007文字)
時系列で見る
-
米国防長官「空港外で作戦能力ない」 アフガン国外退避難航も
766日前 -
ガニ元大統領、UAEに滞在 出国は「流血と混乱を避けるため」
766日前 -
米国人の退避完了まで米軍がアフガン駐留、撤収期限先延ばしも
766日前 -
「何もかも終わった」 アフガン政府職員、涙流し胸の内語る
766日前 -
アフガンから国外逃亡のガニ大統領、UAEに滞在
766日前 -
タリバン発砲で3人死亡 旗降ろしていた住民に アフガン東部
766日前 -
アフガン「惨めな歴史が戻った。故郷が泣いている」在日難民女性
766日前 -
タリバン融和姿勢アピール 国際社会承認狙いか 市民不信根強く
766日前 -
復権タリバンに対応が割れる周辺国 歓迎姿勢や警戒が混在
767日前 -
米軍、アフガン退避の空輸作戦本格化 タリバン容認も先行き不透明
767日前 -
タリバン制圧「アフガン政治指導者らの失敗」 NATO事務総長指摘
767日前 -
EU「人権尊重が協力条件」 現時点で「タリバン政権」承認せず
767日前 -
アフガン情勢 G7首脳が協議へ バイデン氏とジョンソン氏合意
767日前 -
楽観していたバイデン大統領 米軍のアフガン撤退とカブール陥落を「深読み」
767日前 -
アフガン副大統領「私が暫定の大統領」と投稿 ガニ大統領逃亡で
767日前 -
タリバン、女性の政府参加促す 全国民に「恩赦」 穏健さアピール
767日前 -
タリバン「20年前の経験に学んだ」確信していたアフガン全土掌握
767日前 -
国外逃亡のガニ大統領、大金積み込みどこへ? 行き先には諸説
768日前 -
米大統領「想定より早かった」 アフガン情勢の見通し甘さ認める
768日前