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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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米軍、アフガン退避の空輸作戦本格化 タリバン容認も先行き不透明

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ホワイトハウスで記者会見するサリバン米大統領補佐官=ワシントンで2021年8月17日、AP
ホワイトハウスで記者会見するサリバン米大統領補佐官=ワシントンで2021年8月17日、AP

 イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンで復権したことで、バイデン米政権は17日、米国人やアフガン人協力者らを首都カブールの国際空港から退避させるための空輸作戦を本格化させた。現在のところタリバンは容認姿勢を示しているが、先行きは不透明だ。

 「タリバンに退避を妨害しないよう警告した。いかなる攻撃も圧倒的な力で対処する」。中東地域を管轄する米中央軍のマッケンジー司令官は、17日の声明でそう強調した。カブールが制圧された15日にカタールのドーハでタリバン幹部と協議したという。国防総省によると、タリバンと米軍幹部が現地で連絡をとっており、現在は「攻撃や脅威はない」としている。

 米軍は16日、退避を求めるアフガン市民らが空港の滑走路に殺到したため航空機の運航を一時停止したが、17日までに再開した。今後は少なくとも1時間に1便の運航を目指し、1日に5000~9000人の米国人や、通訳などで米軍に協力したアフガン人らを国外に運ぶ予定だ。空港を警備する米兵も最終的に6000人規模となる。

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