「ヨシ糸」で新地場産業を 商品化し世界へ発信 枚方の繊維業者ら、交野に工場開設 /大阪

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完成したヨシ糸を手にする塩田真由美さん(右)と娘の菜津子さん=大阪府枚方市大垣町3で2021年6月30日午後4時32分、長崎薫撮影
完成したヨシ糸を手にする塩田真由美さん(右)と娘の菜津子さん=大阪府枚方市大垣町3で2021年6月30日午後4時32分、長崎薫撮影

 淀川水系に自生するイネ科の多年草・ヨシで糸を作り、商品化する「世界初のヨシ糸が地域を紡ぐプロジェクト」が動き始めた。枚方、交野市の繊維事業者4社と北大阪商工会議所が実行委員会を組織し、開発費用を募るクラウドファンディング(CF)を実施。ヨシ繊維30%、綿70%の混紡糸を開発し、シャツやセーター、ストールなどの販売にこぎつけた。代表の塩田真由美さん(62)は「ヨシ糸を地域で育ててしっかりとブランディングし、日本全国へ、世界へと発信していきたい」と話している。【長崎薫】

 ヨシはアシとも呼んで古来、和歌の題材として親しまれ、「浪速草(なにわぐさ)」の異名で大阪のシンボルの一つとして知られている。高槻市の淀川右岸に広がる「鵜殿(うどの)のヨシ原」は、古事記や土佐日記にも登場する歴史があり、広さ約75ヘクタールに及ぶ淀川流域でも最大のヨシの群生地。かつては葦簀(よしず)などの地場産業に活用されるために定期的に刈り取られ、生育環境が守られてきたが、近年は安価な輸入品に押…

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