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先進的な理数科教育に取り組む高校を支援する文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されている宮崎県立宮崎北高校で今春から、担当教員が活動できない状況が続いている。SSH主担当の教諭1人が休職する事態にまで至っており、生徒たちへの影響も懸念される。何が起きているのか。取材を進めると、宮崎県教育委員会の今年4月の決定が引き金になっていた。【一宮俊介】
SSHは科学技術の分野で国際的に活躍する人材を育てようと文科省が2002年度に始めた事業で、「基礎枠」と、基礎枠の取り組みをさらに発展させる「科学技術人材育成重点枠」という2種類の指定枠組みがある。指定校は国から年間数百万円の補助金を得て、新たなカリキュラムや指導法、教材の研究・開発に取り組む。
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