松坂大輔投手と理想のグラブ求めて 技術高めた職人「いつか再会を」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
河合さんが手掛けたグラブをはめ、中日移籍後のシーズン初先発のマウンドに立つ松坂大輔投手。グラブには「RYU」のロゴマークが見える=ナゴヤドームで2018年4月5日、大西岳彦撮影
河合さんが手掛けたグラブをはめ、中日移籍後のシーズン初先発のマウンドに立つ松坂大輔投手。グラブには「RYU」のロゴマークが見える=ナゴヤドームで2018年4月5日、大西岳彦撮影

 岐阜県各務原市の野球グラブ職人、河合龍一さん(34)の転機は、「平成の怪物」と呼ばれたプロ野球・松坂大輔投手(40)=7月に引退表明=との出会いだった。松坂投手が中日に在籍していた2018年、練習用グラブを贈ったのが縁で交流が始まり、2年間で延べ20個余りの「松坂モデル」を製作した。元高校球児でもある河合さん。「子どもの頃からのヒーローがグラブ職人として僕を導いてくれた」。一時代を築いたレジェンドへの感謝の言葉は尽きない。【黒詰拓也】

 松坂投手は横浜高時代の1998年、春夏の甲子園で優勝し、プロ野球・西武に入団。米大リーグのレッドソックスやメッツでプレーした後、日本球界に復帰し、ソフトバンク、中日、西武に在籍したが、肩の故障などに苦しみ今年7月、今季限りでの引退を表明した。日米通算で170勝を挙げた。

この記事は有料記事です。

残り1893文字(全文2249文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集