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2021年夏の東京開催を前に、オリンピックとパラリンピックを「つなぐ」現場をたどります。

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パラアスリートからの伝言/下 障害者の気づき、発信 競泳・辻内彩野選手(24)

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辻内彩野=幾島健太郎撮影
辻内彩野=幾島健太郎撮影

「語っていいのか」葛藤越え

 今も、自分が障害について語っていいのか葛藤がある。それでも選手の前に一人の人間としてツイッターなどでメッセージを送り続けている。障害がある人に、少しの想像力を向けてほしいから――。パラスイマーの辻内彩野選手(24)が視力に異常を感じ始めたのは今から6年前、高校を卒業する頃のことだ。高校時代は水泳部で、リレーでインターハイに出場した実力者だった。

 <高校卒業を控えた2015年春、カラオケに行ってもリモコンのタッチパネルに顔を近づけないと歌詞が見えないほど、視力が落ちた。目が悪いだけだと思っていた。だが、病院で受けた診断は、視力が徐々に下がる難病「黄斑ジストロフィー」。17年に障害者手帳を取得した。その後も視力は下がり続けた。今は両目とも0・05を切る>

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