特集

アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

特集一覧

「タリバンの言うことは本当か」 安保理、新政権に根強い疑念

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
アフガン情勢をめぐる国連安保理の緊急会合での主な発言
アフガン情勢をめぐる国連安保理の緊急会合での主な発言

 「武力で政権を奪うなど認められない。なのにタリバンを非難できなかったのは残念だ」。アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが政権を掌握した翌16日、国連安全保障理事会(15カ国)のメンバーの外交官が言った。2020年3月の決議などでタリバン政権の復活を認めない立場を表明してきた安保理だが、支援したガニ政権は崩壊。この日、アフガン人同士の「包括的な交渉」を通じた新政権の樹立を促す姿勢にかじを切った。

 安保理が反タリバンに動いたのは1998年。ケニアなどの米大使館で国際テロ組織アルカイダによる爆弾テロが起き、関係の深いタリバンが支配するアフガンは、テロの温床だと指摘した。

この記事は有料記事です。

残り1134文字(全文1422文字)

【アフガン政権崩壊】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集