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専門家「テレワークだとサボる」を否定 「リモートは対面の質高める」

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小豆川裕子・常葉大学教授=本人提供
小豆川裕子・常葉大学教授=本人提供

 新型コロナウイルス感染防止のため、人同士の接触を避けて暮らす「リモート生活」が1年以上続いている。職場ではテレワークが広がり、「対面」の良さを再認識している人は多いだろう。日本テレワーク学会副会長で静岡市の常葉(とこは)大学の小豆川(しょうずがわ)裕子教授は、リモート化の推進は対面でのコミュニケーションの質を高める契機になると話し、「テレワークだとサボる」という発想も否定する。【聞き手・鈴木直】

「進化」と「停滞」 二極化

 ――テレワークの現状をどう評価していますか。

 ◆首都圏など都市部と地方、大企業と中小企業では温度差がかなりあるなと感じています。また、一見普及しているようですが、実践して課題をクリアし、さらに進めている企業と、始めてはみたものの「やっぱり対面の方がいい」「仕事が回らない」と、従業員が感染リスクを負いながら原則出社に戻す企業の二極化が見受けられます。

 ――「やっぱり対面の方がいい」と感じている人は少なくないように思います。

 ◆テレワークの導入効果を上げるには、踏むべきステップがあります。情報通信インフラの整備や従業員の情報活用能力の向上はもちろん必要ですが、それ以前に、無駄な業務の削減やペーパーレス化、情報共有のルール化といった業務プロセスの革新が不可欠です。人事評価制度や業績管理制度の整備も必要です。コロナ禍で緊急避難的にBCP(事業継続計画)対応として導入したケースでは、ほとんどこうしたステップを踏んでいないのではないでしょうか。「テレワークは使えない」「うちの会社はテレワークは無理」「リモートでは部下の管理はできない」と結論づけたりしているのだと思います。…

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