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麺食い・列島味便り

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割子そば 山形県米沢市 創業309年 「藩御用」の店継承

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看板メニューの割子そば(5段)=山形県米沢市中央の「粉名屋小太郎」で
看板メニューの割子そば(5段)=山形県米沢市中央の「粉名屋小太郎」で

 白壁を基調にした庄屋屋敷風のたたずまいと、入り口ののれんに書かれた「米澤藩御用掛込蕎麦(そば)」の文字に店の歴史を感じる。1712(正徳2)年の創業から309年という名店だ。

 「初代の粉名屋小太郎が藩から営業許可の鑑札を受け、温飩(うどん)屋株を所持して店を始めた」

 温和な人柄の12代目の主人、金田和博さん(71)は言う。当時そば屋は「温飩屋」と呼ばれていたという。

 株の所持者は御役御免(おやくごめん)(税金免除)となり、戦場にお供する際は藩の兵糧方として待遇された。名実ともに「藩御用」だった。

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