130年前の大水害、記録を現代語訳 紀伊半島豪雨機に10年かけ

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「現代語訳 吉野郡水災誌 十津川村編」(中央)と擬古文で書かれた原本の一部=奈良市で2021年7月19日午後0時16分、田中なつみ撮影
「現代語訳 吉野郡水災誌 十津川村編」(中央)と擬古文で書かれた原本の一部=奈良市で2021年7月19日午後0時16分、田中なつみ撮影

 1889(明治22)年8月、奈良県十津川村で168人が死亡し、村民が北海道に集団移住するきっかけとなった「十津川大水害」を記録した明治の水災誌が今春、130年の時を経て現代によみがえった―。永井書林(同村)の松山京(きょう)代表(56)が現代語訳を手掛け、出版した。村は間もなく、死者・行方不明者13人を出した紀伊半島豪雨(2011年)から10年を迎える。【田中なつみ】

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