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「9.11」後の20年 米同時多発テロ20年

米同時多発テロから20年。特集記事や写真・動画で振り返ります。

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「9・11」後の20年

タリバン復権の衝撃 女性の権利、あきらめぬ 渡米、アフガン元判事が決意

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アフガニスタンにいた頃の写真を見ながら、インタビューに応じるナジュラ・アユービさん=米西部ロサンゼルス郊外で2021年7月26日、秋山信一撮影
アフガニスタンにいた頃の写真を見ながら、インタビューに応じるナジュラ・アユービさん=米西部ロサンゼルス郊外で2021年7月26日、秋山信一撮影

外出制限、平等訴えた父も殺され

 女性は男性の同伴なしに外出が許されなかった。だから自尊心を捨てた。近くに住む4歳の男児に、同行をお願いするしかなかった――。アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが1996~2001年に国土の大半を支配していた「恐怖政治」の時代、裁判官のナジュラ・アユービさん(53)はそんな日々を強いられた。今月半ばに再び実権を握ったタリバンは、今回は女性の権利を尊重するそぶりを見せる。だがナジュラさんは「全く信用できない」と語る。暗黒の時代が戻ってしまうのか。

 イスラム教の厳格な教義に基づき、女性の権利を制限していたタリバン支配下の5年間、ナジュラさんは首都カブールの自宅に閉じこもる日々だった。「女性は家にいればいい。それが彼らの発想です」

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