- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
山口県のソウルフードで、他県にもファンを広げているのが「瓦そば」だ。約300度に熱した瓦の上で茶そばを焼き、錦糸卵、レモンスライスを添え、濃いつゆにつけて食べる。時間がたてばそばが焼けてパリパリになり、食感の変化も楽しめるのが特徴だ。
800年の歴史を持つ下関市の川棚温泉で生まれた。旅館を営んでいた故高瀬慎一さんが、集客力のある新名物をと、1962年に考案したものだ。
現在は専門店となった「瓦そば たかせ」(下関市豊浦町川棚)に引き継がれており、同店によると「西南戦争で熊本城を囲んだ薩摩軍が瓦で野草や肉を焼いて食べていた」という古老の言い伝えが背景にあるという。
県内ではホットプレートで茶そばを焼き、囲んで食べる家族も多く、スーパーで専用の麺も売られている。