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2021自民党総裁選

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地元・横浜市長選で敗北 菅首相に打撃 残した二つの禍根

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菅義偉首相=首相官邸で2021年8月17日(代表撮影)
菅義偉首相=首相官邸で2021年8月17日(代表撮影)

 横浜市長選で小此木八郎・前国家公安委員長が敗れたことは、深く関与した菅義偉首相に大きな打撃となった。地元での敗北で「首相の不人気」は際立ち、次期衆院選を控える自民党内で不満が高まりかねない。9月実施を検討する党総裁選に影響するかが焦点となる。

 小此木氏を支援した坂井学官房副長官は22日、敗因について「自民党として推薦を出せず、まとめきれなかった」と横浜市内で記者団に述べた。党内からは「首相が前面に出て来たから、おかしなことになった」などと、首相への厳しい声が相次いだ。

 首相が地方選に過ぎない市長選に異例の肩入れをしたのは、小此木氏が「盟友」にあたるからだ。小此木氏の父・彦三郎元通商産業相の秘書を務めた首相は約50年にわたり、小此木氏と付き合ってきた。自民党市連は7月中旬に自主投票を決めたが、首相は同29日発行のタウン誌で、小此木氏への支援を明言した。

 その後の自民党役員会では、党幹部を前に「小此木をやる」と宣言。自身の後援会関係者や地元企業に「八郎をよろしく頼む」と自ら電話を入れ、小此木氏にも「2日に1回は激励の電話をかけていた」(党関係者)という。側近の坂井氏も頻繁に横浜に入り、政務担当の新田章文首相秘書官も現地でビ…

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