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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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かつてアフガン侵攻したロシア タリバンと和解で影響力拡大狙う

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アフガニスタン情勢に備え、ロシアが隣国と実施した合同演習=タジキスタンで2021年8月10日、AP
アフガニスタン情勢に備え、ロシアが隣国と実施した合同演習=タジキスタンで2021年8月10日、AP

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが復権したことを受け、タリバンとの関係を強化してきたロシアはアフガン情勢の調停役として影響力拡大を図っている。ガニ政権崩壊を米国の「内政干渉」の結果と強調し、国際社会における米国の影響力を弱めようとする狙いも浮かび上がる。

 「自分の価値観を押しつける無責任な政策や、他国で民主主義を築こうとする試みをやめるべきだ」。プーチン露大統領は20日、今秋に退任するメルケル独首相を前にして発言した。ある国の国民に自分たちの行く末を決めさせることが「アフガンの教訓だ」とも述べ、2001年以降にアフガンの国造りを試みてきた欧米の取り組みを失敗と断じた。

 ロシアは親米国に転じた隣国ウクライナに対しても「親米路線の支持者には(アフガンのガニ政権と)似たような状況が待ち受けている」(パトルシェフ安全保障会議書記)と揺さぶる。米国が支援したガニ政権の崩壊はプーチン政権による対米批判の格好の材料になっている形だ。

 ロシアの政府高官からは…

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