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長い夏休みが終わるこの時期は、子どもの自殺が増える傾向にあります。「学校に行きたくない」と悩むあなたへ。そして、日々、子どものために頑張っている大人たちへ――。不登校の経験がある著名人や心身のケアに携わる専門家からのメッセージを届けます。
「誰にでもあり得ること」
私が学校に行けなくなったのは中学2年の夏休み明けでした。それから約6年ひきこもりました。
始まりは夏休みの直前に通学路でうんちを漏らしてしまったことですが、それはきっかけに過ぎませんでした。サッカー部レギュラーで勉強もできる「優秀な山田くん」として朝早くから夜遅くまで頑張り続けた結果、糸が切れてしまいました。2学期が始まる前日になっても宿題には全く手がついていませんでした。「みっともない。周りもぎょっとするやろうな」。そう思うと学校に行くことがとてつもなく高く、大きな壁に感じました。
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