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急逝した60歳「友」の形見そばに アーチェリー上山友裕の共闘

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練習に励むアーチェリーの上山友裕=東大阪市で2019年11月28日、梅田麻衣子撮影
練習に励むアーチェリーの上山友裕=東大阪市で2019年11月28日、梅田麻衣子撮影

 本当は一緒に出場するはずだった自国開催の祭典。アーチェリーの上山(うえやま)友裕(33)=三菱電機=の車いすにはある人の形見が取り付けられている。放つ矢に2人分の思いが宿る。予期せぬ知らせが届いたのは、東京パラリンピック開幕まで半年に迫った2021年2月だった。

「外れた時は俺がいたずらしたと思え」

 アーチェリー日本代表に内定していた仲喜嗣(よしつぐ)さんが亡くなった。60歳だった。2年前に肺に腫瘍が見つかったものの、夢だった東京大会出場を優先。周囲を説得し、手術や治療を先延ばしにしてきた。

 上山にとって親と子ほど年が離れた大先輩だが、2人の関係性は「父でなく、めちゃ仲いい友達」だったという。二回り以上の年齢差も、おしゃべり好きの「関西人」2人には関係なかった。代表活動などで世代を超えて絆を深めた。

 深く記憶に刻まれる出来事がある。19年6月、オランダでの世界選手権。仲さんは男…

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