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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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「ケロリン」は東西で違う=小国綾子

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関東と関西で実はサイズが違う湯おけ「ケロリン」=東京都千代田区で2021年8月15日、小国綾子撮影
関東と関西で実はサイズが違う湯おけ「ケロリン」=東京都千代田区で2021年8月15日、小国綾子撮影

 黄色い湯おけに「ケロリン」の赤い文字。懐かしいものを東京・有楽町の富山県のアンテナショップで見つけた。驚いたのは関東版と関西版の2種類の湯おけが並んでいたこと。値段は同じだが、前者は直径225ミリ高さ115ミリ、後者は直径210ミリ高さ100ミリで、関西版の方が一回り小さい。

 <ケロリン、関東と関西でサイズが違ったなんて>。ツイッターに投稿したら反響続々。「ええっ!」「関東と関西、境目はどこ?」「畳と逆だ」「関西人の節水文化?」。その関心の高さに、自分で取材してみることにした。

 恥を忍んで告白すると、私は今の今まで「ケロリン」を湯おけの名前だと勘違いしていた。ケロリンは実は大正時代に開発された薬の名前。アスピリンに生薬の桂皮(けいひ)を配合した解熱鎮痛剤だ。

 ケロリンを売る製薬会社が1960年代、新たな広告媒体として着目したのが銭湯の湯おけ。折しも湯おけが木から合成樹脂に切り替わる時期に重なった。蹴飛ばしても腰掛けても…

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