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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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西宮市教員向け ヤングケアラー研修会 スクールソーシャルワーカー・黒光さん講演 /兵庫

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ヤングケアラーの支援について講演するスクールソーシャルワーカーの黒光さおりさん=兵庫県西宮市で、稲田佳代撮影
ヤングケアラーの支援について講演するスクールソーシャルワーカーの黒光さおりさん=兵庫県西宮市で、稲田佳代撮影

 通学や仕事をしながら家族のケアを担う「ヤングケアラー」の支援策を考えてもらおうと、西宮市は教員ら向けの研修会を初めて開いた。尼崎市でスクールソーシャルワーカーを務め、自身もヤングケアラーだった黒光さおりさんが実体験を交えて講演。周囲の支援の必要性を訴えた。【稲田佳代】

「頑張っているね」と寄り添って 「しんどさ」自分で気づけない 友人や大人の関わり重要

 研修会は4日にあり、西宮市が市立学校の教員や児童福祉、母子保健の担当者らを対象に、ヤングケアラーの支援事業として初めて開催した。

 黒光さんは小学生の頃から、精神的に浮き沈みのある母親の話を何時間も聞いて励ましたり、中学生になると夜間の救急受診に付き添ったりと、本来は大人がするべき家族のケアや家事を担った。

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【ヤングケアラー】

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