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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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「もう時間がない。治療のため在留資格を」日系ペルー人家族の訴え

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「兄を助けてほしい」と訴えるブルゴス・フジイさんの妹=大阪市北区の大阪弁護士会館で2021年8月23日、鵜塚健撮影
「兄を助けてほしい」と訴えるブルゴス・フジイさんの妹=大阪市北区の大阪弁護士会館で2021年8月23日、鵜塚健撮影

 非正規滞在を理由に大阪出入国在留管理局(大阪市住之江区)に収容後、2020年5月から仮放免(条件付きの一時解放)されている日系ペルー人、ブルゴス・フジイさん(47)とその家族が、病気治療のための在留資格を国に求めている。8月初旬に進行性膵臓(すいぞう)がんと診断されて入院。すぐにも手術が必要な状態だが、仮放免のままだと国民健康保険に入れず、医療費が支払えないという。8月23日、大阪弁護士会館で家族が記者会見し、「在留資格がないと治療ができない。もう時間がない」と切々と訴えた。人道上、この状況を放置していいのだろうか。

仮放免中の医療費は全額負担

 ブルゴスさんはバブル期の1991年に来日。当時、入管法改正(90年)でペルーやブラジルなどの日系人が在留資格を得られるようになり、多くの日系人が仕事を求めて日本を訪れていた。ブルゴスさんも働きながら家族を作り、生活していたが、在留資格が切れ、2度にわたって大阪入管に収容された。

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