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共生社会へ続く13日間に 東京パラリンピック、分断のなか開幕

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スリーアギトスのマークの完成とともに打ち上げられた花火=国立競技場で2021年8月24日、徳野仁子撮影
スリーアギトスのマークの完成とともに打ち上げられた花火=国立競技場で2021年8月24日、徳野仁子撮影

東京パラリンピック取材班キャップ 村上正

 57年ぶりに、パラリンピックが東京に戻ってきた。1年延期され、原則無観客での開催となった大会を取り巻く状況は極めて厳しい。新型コロナウイルスが猛威を振るい、医療体制も逼迫(ひっぱく)している。サモアやキリバス、トンガなど小国は出場を断念し、ニュージーランドは開会式を欠席した。パラアスリートには重症化の恐れのある基礎疾患がある選手もいる。大会開催はリスクと隣り合わせとなり、徹底した対策が求められる。

 1カ月前のオリンピック開幕時と比べると、全国の新型コロナの新規感染者数は約5倍に上っている。今回も選手らを外部から遮断する「バブル方式」を踏襲するが、五輪では関係者の感染が続出した。大会開催が感染爆発を招いたとの国民の批判は大きく、パラリンピック期間中も国民への丁寧な説明が欠かせない。小中高生らが学校単位で参加する「学校連携観戦プログラム」も市民や保護者、学校関係者らから不安視する意見が根強い。静岡県では実施する学校がなく、埼玉県は1校にとどまった。開催都市の東京都ですら、…

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