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放送作家たむらようこの窓辺から

放送作家・たむらようこさんの「身近な体験をズルズル引きずりながら進む作り手の見聞」録。

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放送作家たむらようこの窓辺から

CMに当事者の思いも込め

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 テレビは社会の窓である。今回は、現場母ちゃんのお話――。

 「笑顔がきれいすぎて、なんかウソっぽいんですよね~」。とあるCMのプレビュー、発注企業の担当者が意見をくれました。え、きれいに撮れすぎてることがNG?? どういうことでしょう?

 これは、女性をターゲットとした商品のCMをプレビューしていた時の出来事。作ったのは一流のCM監督です。被写体は、人気ファッションモデル。監督が12パターンもの仮CMを提示し、発注企業の担当者、ブレーンの私も交え、どのパターンを採用するか決めていました。

 作品の内容は、人気モデルがお母さん役を演じ、忙しい朝の様子を描いたもの。このモデルは実際の生活上も、子育て中のお母さん。同じように子育て中の女性たちから、とても人気があります。監督も被写体のリアルな魅力を引き出すことが得意な人です。12パターンのどれも完璧にすてきに見えました。何が問題だというのでしょう?

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