特産のユリを身近に 生産者と障害者施設、規格外品を商品化 花瓶なしで飾れる気軽さ魅力 津南 /新潟

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きれいな花を咲かせる「テーブルリリー」=新潟県津南町で2021年8月18日、新井敦撮影
きれいな花を咲かせる「テーブルリリー」=新潟県津南町で2021年8月18日、新井敦撮影

 ユリが特産の津南町で、葉の傷などで市場に出荷できない規格外品を小さな容器に生けて飾る「テーブルリリー」が商品化された。「処分してしまうのはもったいない」と生産者が発案した。町内の障害者支援施設との農福連携で、生産者は「若い人も気軽に飾って花を身近に感じてほしい」と期待する。【新井敦】

 同町は県内有数のユリの産地。「雪美人」のブランド名で知られ、市場で高い評価を受ける。2021年度は50品種・125万本が作付けされている。品質の良さから高価格で取引される一方で、規格が厳しいため、葉に傷があったり茎が曲がっていたりすると、出荷できない。一般的なユリで10~15%が、代表品種のカサブランカでは約20%が規格外品になることもあるという。

 「きれいな花が咲くのに、もったいないと以前から思っていた」。そう話すのは同町ユリ切り花組合女性部長の藤木春奈さん(31)。つぼみの部分だけ花瓶に入れてもきれいに花が咲くことから、規格外品でも活用できないか――。JA津南町に相談し、花瓶を持っていない若い世代の「花離れ」の現状も踏まえ、花瓶なしで気軽に飾れる方法を検討した。

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