注目集める「おかそだち」サーモン 千葉・木更津の工業団地で養殖
毎日新聞
2021/8/25 09:29(最終更新 8/25 09:29)
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江戸前のすしネタの宝庫、東京湾に臨む千葉県木更津市の工業団地で、サーモントラウト(ニジマス)が養殖・出荷されている。人工海水を循環・浄化しながら育てられた、海を知らない「おかそだち」。海での養殖と比べてもふんによる汚染などがなく、持続可能な養殖として注目されている。【浅見茂晴】
陸上養殖を手掛けているのは、2013年創業のFRDジャパン(本社・さいたま市)。18年、木更津市と君津市にまたがる県の工業団地「かずさアカデミアパーク」で、プラントの操業を始めた。
養殖場のイメージからは遠い、工場のような外観のプラントに並んだ16基の水槽では、ニジマスが元気よく泳ぐ。250グラムの大きさになるまでの9カ月間はさいたま市のふ化場で、その後の約9カ月間は木更津市で大きさ3キロ前後まで育てて出荷している。
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