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和解のために 2021

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和解のために 2021

日韓社会から忘却された心身の「牢獄」

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光復節の式典で演説する韓国の文在寅大統領。日本に対話を呼び掛けたが、歴史問題解決への具体策は示さなかった=ソウルで2021年8月15日、青瓦台(大統領府)提供
光復節の式典で演説する韓国の文在寅大統領。日本に対話を呼び掛けたが、歴史問題解決への具体策は示さなかった=ソウルで2021年8月15日、青瓦台(大統領府)提供

 世界文化遺産に登録されている「明治日本の産業革命遺産」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の委員会は7月、戦時中に働かされた朝鮮半島出身の元徴用工に関する説明が「不十分だ」として改善を求める決議を採択した。日本政府は2015年の登録の際、「自らの意思に反して連れてこられ、厳しい環境下で働かされた多くの朝鮮半島出身者がいたこと」を説明すると約束した経緯がある。登録に難色を示す韓国政府の理解を得るためだった。双方の国民が共有可能な歴史認識を持つのは容易なことではない。韓国・世宗大の朴裕河(パク・ユハ)教授は、日韓の社会から忘れられたようになっている元徴用工の苦難にもっと目を向けるよう訴える。

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