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パラ開会式支えた「三角形」 仕掛け人・栗栖良依さんが語る舞台裏

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パラリンピックの開会式でステージアドバイザーを務めた栗栖良依さん=東京都内で、川崎桂吾撮影
パラリンピックの開会式でステージアドバイザーを務めた栗栖良依さん=東京都内で、川崎桂吾撮影

 24日に開かれた東京パラリンピックの開会式では、障害のある人、ない人が一緒になって「翼」をテーマにしたパフォーマンスを披露した。身体的な特徴や能力が多様な中で、どうやって「コラボレーション」を実現したのか。自身も障害者で開会式の「ステージアドバイザー」を務めた栗栖良依さん(43)に舞台裏を聞いた。【聞き手・五十嵐朋子、川崎桂吾】

 <ミュージシャンの布袋寅泰さんが率いるロックバンドが登場したシーンでは、身体的な障害がある人に加え、自閉症やダウン症の人たちも参加していた。障害者や市民が参加したパフォーマンスを手がけてきた栗栖さんは、演出家と演者をつなぐ役割を果たした>

 開会式の演者は約700人、このうち障害のある人は約160人が参加しました。障害者が参加するパフォーマンスでは、人によって身体的な差が出てきます。プロの俳優やダンサーで作る作品とは違って、演出家の意図がすぐに実現できるわけではありません。そこで、私たちは演者をこちらの意図に当てはめるのではなく、それぞれの特徴や個性を生かす形でパフォーマンスを作り上げてきました。クリエーターが演者一人一人と話し合う中で、「どうすれば一番輝くことができるか」を考え、振り付けや衣装を決めていきました。

 <そこで大きな鍵を握ったのが「アカンパニスト」と「アクセスコーディネーター」だった。聞き慣れない言葉だが、どんな役割を担ったのか>

 12人の「アカンパニスト」は舞台で一緒にパフォーマンスをしながら、さりげなく車いすを押したりしてアシストをする役割です。10人の「アクセスコーディネーター」は、さまざまな障害のある演者が安全に舞台に立つために、それぞれの体調を管理し、バリアフリー環境を整える役割を担いました。この両者と演出家の…

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