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「2年目」の夏に

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「4」=宮内勝撮影
「4」=宮内勝撮影

 不倫関係にあった元恋人同士の久々の再会が価値観の違いのバトルとなり、社会のひずみをあぶり出す。今夏アンコール上映されたナショナル・シアター・ライブでデビッド・ヘアの「スカイライト」(スティーブン・ダルドリー演出、2014年上演版)を見た。

 英初演は1995年だが、18年の新国立劇場版(小川絵梨子演出)より今を強く感じたのは、2年目の夏となるコロナ禍が押し広げる格差と無縁ではないだろう。成功した実業家のトム(ビル・ナイ)に対し、「可能性を否定したくない」と経済的に恵まれない子どもの教育に信念を持つ教師のキーラ(キャリー・マリガン)。人はどう生きるべきか。秀逸な会話劇の余韻が深い。

 そんなヘアが英政府のコロナ対策を舌鋒(ぜっぽう)鋭く告発する「悪魔をやっつけろ~COVIDモノローグ~」(7月31日・8月1日、座・高円寺2、常田景子訳、坂手洋二演出・出演)が、また面白かった。

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