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逆転に貢献 車いすラグビー・倉橋香衣、プレーで示す存在価値

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【日本-フランス】相手の進路を塞ぎボールを出させないようにする倉橋香衣(中央)=国立代々木競技場で2021年8月25日、徳野仁子撮影
【日本-フランス】相手の進路を塞ぎボールを出させないようにする倉橋香衣(中央)=国立代々木競技場で2021年8月25日、徳野仁子撮影

 東京パラリンピックの車いすラグビーで優勝候補に挙がる日本に、たった一人女子選手がいる。天真らんまんな性格と笑顔がトレードマークの倉橋香衣(30)=商船三井=だ。性別の枠を超えた自身の存在価値を証明し、悲願の金メダル獲得を目指している。

 25日の1次リーグ初戦のフランス戦。倉橋は相手にリードを許した第2ピリオド序盤からの途中出場でパラリンピックデビューを果たすと、日本の攻撃陣を好守で苦しめた相手選手の動きを封じ、味方のトライをお膳立て。さらに一旦退いて迎えた第4ピリオド、43―44の場面で投入され、持ち前の守備力を発揮し、53―51という終盤の逆転勝利に貢献した。「練習を信じてやろうと声をかけ合った。いつものようにすごく楽しかった」と破顔した。

 3姉妹の次女として神戸市に生まれ、小学1年から体操に取り組む活発な子供だった。教員を目指して進学した文教大(埼玉県越谷市)には体操部がなく、空中に跳ねて演技をするトランポリンに転じた。ところが、3年だった2011年4月に試合前の練習で体勢を崩して頭から落下。首の骨を折り、鎖骨から下の多くの機能を失った。腕を高く上げることができず、握力はない。だが、活発さは失わなかった。

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