創意工夫で先輩オリンピアンを超えろ! 山形中央高スケート部
毎日新聞
2021/8/26 18:10(最終更新 8/26 22:23)
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2021年1月の全国高校総体(インターハイ)スピードスケート学校対抗女子で山形県立山形中央高(山形市)が5連覇を達成した。10年バンクーバー五輪男子500メートル銅メダルをはじめ4大会連続で五輪で入賞を果たした加藤条治選手ら、数々の男女オリンピアンを輩出している強豪だ。県内に屋内スケートリンクがない中でさまざまな工夫を重ね、10月のシーズン開幕に向け、技術と体力を落とさないよう努めている。【上鵜瀬浄】
日が西に傾き始めた放課後。校舎4階の教室の一角で、ある選手は10台超並んだ自転車型トレーニングマシンを40分黙々とこぐ。また、ある選手は壁一面に張られた鏡の前で、毛糸の靴下をはき、ツルツルの樹脂が張られた台の上をひたすら滑る。40秒間全力疾走、そして20秒の休憩。このインターバルを30回超繰り返す。
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