特集

読者の広場

「女の気持ち」「男の気持ち」「みんなの広場」「仲畑流・万能川柳」「人生相談」など、読者からの投書・声を集めました。

特集一覧

今週の気持ち

今週の気持ちは「名前で呼んで」

  • コメント
  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 「女・男の気持ち」(2021年8月19~25日、東京・大阪・西部3本社版計19本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版8月21日掲載の投稿です。

   ◇

<今週の気持ち>

名前で呼んで 愛知県豊明市・石井朝子さん(無職・72歳)

 私には、兄が2人と姉がいると思って育った。小学生になって長兄の名字が異なることに気がつき、母に尋ねると「そんなことどうでもいい」と言うので、そんなものかと思っていた。

 中学生になるころに、長兄は「いとこ」だが8歳から我が家で育っていると知った。だが、私にとって長兄であることに変わりはなかった。

 その後、長兄は望まれて婿にいくことになった。その前日、父に「父ちゃんは、母ちゃんのことを『キヨー』って名前で呼んでいただろ。俺、向こうにいったら嫁さんを名前で呼ぼうと思うんだ。父ちゃんが母ちゃんを呼ぶたび、いいなあと思っていたから」と話すのを聞いた。

 父の返事は覚えていないが、私も父が母を名前で呼ぶのがなぜか誇らしく、うれしかったので、長兄の言葉を我が意を得たりと聞いた。父にとっても、うれしい言葉だったのではないか。

 存命なら父は116歳、母は110歳。田舎の村で、夫が妻を名前で呼んでいたのは我が家だけだったと思う。

 この実家の伝統は、実兄夫婦やその息子夫婦へと続いている。そして今、私と夫も名前で呼び合っている。

   ◇

<担当記者より>

 妻のことを「おまえ」と呼んでいたら「『おまえ』という呼び方は相手を見下したような言い方で嫌いだ」と言われた。世間の人は何と呼び合っているのか――。そう問いかけた8月6日掲載の男の気持ち「おまえ」に対し、30通以上の反響をいただきました。その中から紙面では20日に男の気持ち「『おまえ』は禁句」、21日に石井さんの投稿をご紹介しました。

 石井さんは「採用されなくても構わなかったのですが、(「おまえ」の筆者)長内さんにはぜひ読んでいただきたいと思って書きました。長内さんの奥様にはエールを送りたいです。『よく言った。人間の尊厳を取り戻してほしい』と」。そう話してくださいました。夫婦で何と呼び合うか。正解はないのでしょうが、2人でよく話し合い、納得できる呼び名が見つかるといいですね。

 ちなみに、反響の大半が「何と呼べばいいか、ここで他人に聞くより奥様の意見を聞いて」「名前で呼んであげて」という内容でした。いくつか抜粋して今後、こちらのコメント欄でご紹介したいと考えています。引き続き皆様からのコメントもお待ちしています。コメントはこちらからどうぞ

普段思っていることを書いてみませんか

夫、子どもや親への思い、仕事や日常の中での出来事や出会いなどを受付中です。

「女の気持ち」に投稿する

コメント

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集