1円玉消える? タンス預金、1万円札は流通増 キャッシュレス、出番減

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硬貨の製造工程=大阪市北区の造幣局で1961年4月1日、松山忠次郎撮影
硬貨の製造工程=大阪市北区の造幣局で1961年4月1日、松山忠次郎撮影

 新型コロナウイルス禍の下、日本でもキャッシュレス決済が定着してきた。そのあおりを受けたのが1円玉だ。2021年度は100万枚の製造が計画されているものの、すべてコレクション向けの「貨幣セット」用で、新規製造は事実上ストップしている。「キャッシュレス化で現金はなくなっていくのか」と思いきや、さにあらず。現金全体の流通量は増加の一途をたどっているという。現金の「いま」を調べていくと、紙幣や貨幣(硬貨)の「勝ち組」「負け組」が見えてきた。

 市場に流通している紙幣や貨幣の規模は日本銀行が「マネタリーベース」という統計で調査している。20年末の紙幣の流通量は118兆3282億円、貨幣は5兆528億円。00年末と比べると紙幣は約2倍、貨幣は約1・2倍に増えている。キャッシュレス化が進む現在も右肩上がりの状況だ。

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