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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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欧州各国、アフガン難民流入を警戒 「危機」再来で不安定化を懸念

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本国からフランスに避難してきたアフガン市民ら=フランス東部ストラスブールで2021年8月26日、AP
本国からフランスに避難してきたアフガン市民ら=フランス東部ストラスブールで2021年8月26日、AP

 アフガニスタンの混乱を受け、欧州では難民・移民の流入を警戒する声が強まっている。シリア内戦などの影響で100万人以上が流入した2015年の難民危機は各国で反難民・移民感情を刺激し、排他主義的な右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党の台頭を招いた。「危機」が再来すれば、欧州政治が不安定化する懸念もある。

 ドイツではメルケル首相が16日の記者会見で「過去に犯した過ちを繰り返してはならない」と述べ、アフガン近隣国への援助を通じて難民らの滞在場所を確保し、欧州への大量の難民の流入を防ぐべきだとの考えを示した。

 メルケル氏は15年9月、ハンガリーで足止めされていた難民を受け入れ、人道主義的な判断が世界から高く評価された。しかし、合計で100万人を超える難民がドイツに殺到したことで、結果的にドイツ国内では反難民感情が高まった。17年の総選挙では反移民・難民を訴える排外主義的右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進。メルケル氏が率いた中道右派の与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は、保守票をAfDに奪われては地方選で連敗し、メルケル氏の政界引退宣言(18年10月)につながった。…

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【アフガン政権崩壊】

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