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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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カブール爆発テロ 「退避」混迷、米衝撃 タリバンの治安に疑問符

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2016年7月に首都カブールであった自爆テロで負傷し、担架で運ばれる男性=AP
2016年7月に首都カブールであった自爆テロで負傷し、担架で運ばれる男性=AP

 アフガニスタンは再び「テロの温床」となるのか。退避希望者が集まる首都カブールの国際空港付近で26日、2度爆発が起き、米兵を含む多数が死傷。過激派組織「イスラム国」(IS)系列のニュースサイトが犯行声明を出した。今後、米軍はテロの脅威にさらされながら撤収作業を急ぐ必要があり、バイデン米大統領の「退避作戦」は正念場を迎えている。

ISの系列組織、勢力急伸か 

 人の体やその一部が宙を舞い、近くの水路は血で染まった――。目撃者がロイター通信に、大爆発の様子をこう証言した。直後の映像には、水路に多くの人が横たわる様子が映し出されていた。被害者には複数の子供も含まれているという。

 英BBCやAP通信によると、テロは26日午後6時ごろ発生。空港南東側の「アビー・ゲート」と、その近くの「バロンホテル」付近で計2回爆発が起きた。複数の戦闘員が市民や米兵を銃撃したとの情報もある。「バロンホテル」は英国政府がアフガン人の退避プロセスを進めるために利用していたほか、米国人らも滞在していた模様だ。

 テロを実行したとみられる過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織「イスラム国ホラサン州」(IS―K)は、2015年に隣国パキスタンの反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)を離脱した地方司令官らがISに忠誠を誓う形…

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