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両手足がなくても…インフルエンサーに、モデルに、パラ選手に

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女子フルーレ個人(障害B)1次リーグ、試合に臨むイタリアのベアトリーチェ・ビオ=幕張メッセで2021年8月28日、久保玲撮影
女子フルーレ個人(障害B)1次リーグ、試合に臨むイタリアのベアトリーチェ・ビオ=幕張メッセで2021年8月28日、久保玲撮影

 決して後ろには下がらない。車いすフェンシングのベアトリーチェ・ビオ(イタリア)は両手足のない体を前傾し、突かれても、かわされても攻め続けた。24歳の人生哲学そのままの真っ向勝負を貫いた。28日、フルーレの障害の重いクラスでパラリンピック2連覇を達成。全身を震わせ、雄たけびをあげた。

 5歳でフェンシングを始めた時は体に不自由はなかった。11歳で髄膜炎を発症し、両腕のひじから先と両足の膝から下を切断した。オリンピック出場の夢は遠のいたが、パラリンピックに目標を変えた。「フェンシングは腕がないとできない」と周囲に言われたが、13歳で車いすフェンシングを始めた。

 「恋に落ちた」のは15歳の時。2012年ロンドンパラリンピックの聖火ランナーを務め、大会に魅了された。スポーツの喜びと人生の新たな好機をつかんだ選手たちであふれる素晴らしさを世界に発信しようと、伝道師になる決意をした。「義手や義足をかわいそうと思わず、かっこいいと思ってほしい」。スイミング、ランニング、料理……。ありのままの姿をSNS(ネット交流サービス)で発信し、共感を呼んだ。インスタグラムの…

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