育たなかった国民意識 政府軍の士気低く/3
毎日新聞
2021/8/31 16:00(最終更新 8/31 18:11)
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アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが20年ぶりに復権した。米国主導の国際社会は心血を注いでアフガンの民主化を支援してきたが、事実上頓挫した。背景には何があったのかを探る。【カブールで松井聡】
タリバンは8月上旬に州都を初めて制圧してから、わずか9日後に首都カブールを陥落させた。タリバン復権の要因として指摘されているのが、政府軍の士気の低さだ。戦わずに撤収や投降を繰り返した。タリバン幹部が「政府軍がここまで抵抗しないとは驚きだった」と言うほどだ。
背景に何があったのか。…
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