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綱渡りの医療現場で活躍 新手法「ネーザルハイフロー」とは

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川崎市立多摩病院の新型コロナ病棟で、「ネーザルハイフロー」を装着して高流量の酸素を吸入している重度呼吸不全の男性患者。うつ伏せになる「腹臥位(ふくがい)療法」を実施している=2021年8月16日撮影(川崎市立多摩病院提供)
川崎市立多摩病院の新型コロナ病棟で、「ネーザルハイフロー」を装着して高流量の酸素を吸入している重度呼吸不全の男性患者。うつ伏せになる「腹臥位(ふくがい)療法」を実施している=2021年8月16日撮影(川崎市立多摩病院提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、重症者数が連日2000人を超えて高止まりしている。そんな中、医療現場で活躍しているのが、鼻から高流量の酸素を入れる装置「ネーザルハイフロー」だ。重い肺炎患者に使え、人工呼吸器より患者の負担が軽いことで重宝されている。ただ、逼迫(ひっぱく)する重症病床に移るまでの一時しのぎという面もあり、現場では綱渡りの医療が続いてきた。

 「(感染の)第5波では体力がある若い患者が増え、ネーザルハイフローで重症化せずに乗り切れることが多くなった」。神奈川県松田町の県立足柄上病院で新型コロナ病床を担当する岩渕敬介医師は、治療のあり方が変わったとみる。

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