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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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首相、コロナ「明るい材料」に前のめり 苦戦に焦りか 楽観に批判

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菅義偉首相=首相官邸で、竹内幹撮影
菅義偉首相=首相官邸で、竹内幹撮影

 菅義偉首相が、東京など21都道府県に9月12日まで発令している緊急事態宣言の解除に、前のめりな発言を重ねている。自民党総裁選や次期衆院選が迫る中、新型コロナウイルス対策の「不手際」で内閣支持率が続落。焦りを募らせる首相は、宣言の「出口戦略」を示して反転攻勢の糸口をつかみたい考えだが、「感染状況に楽観的すぎる」との批判は強い。

 「さまざまな業界団体で『こういう特典は良い』というガイドラインを作ってもらう検討をしている」。河野太郎行政改革担当相は29日のフジテレビの番組で、政府がワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の国内活用に向けた作業に着手したと明かした。

 その発端は首相の25日の記者会見だ。首相は、ワクチンや治療薬「抗体カクテル療法」による重症化予防の効果を説明し、宣言解除に向けて「明かりははっきりと見え始めている」と強調した。さらに「ワクチン接種証明書の積極活用を含め、飲食店の利用、旅行、イベントなど社会経済活動の回復もしっかり検討していく」と表明した。

 接種証明書の国内活用とは、飲食店への入店やイベント入場などの際に、ワクチン接種者に特典を与える構想。コロナ禍のもとで経済を動かす狙いがあるが、これまで政府は「未接種者への差別を助長する」として慎重だった。

 方針転換の背景には、…

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