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第5波まっただ中、一斉休校に踏み切らぬ理由 試行錯誤の学校現場

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新学期が始まり、手洗い場を丹念に消毒する職員=東京都新宿区の富久小学校で2021年8月27日午前11時5分、木下翔太郎撮影
新学期が始まり、手洗い場を丹念に消毒する職員=東京都新宿区の富久小学校で2021年8月27日午前11時5分、木下翔太郎撮影

 新型コロナウイルスの感染「第5波」のまっただ中で、各地の学校が夏休み明けを迎えている。20歳未満の子どもの新規感染者は急増しており、学校は対応に追われている。感染症の専門家からは、子どもを守るためにも社会全体で感染対策を強化すべきだとの声が出ている。

夏休み延長 子どもの感染急増に危機感

 子どもたちの感染リスクをどう低下させるか。各地で試行錯誤が続いている。

 25日から区立小中学校が再開した東京都新宿区。富久(とみひさ)小学校では、それぞれの児童の机の前部に飛沫(ひまつ)を防ぐ仕切りを設置している。児童は透明のフィルム越しにホワイトボードを見つめる。学年ごとに体育館や校庭を使える日を決め、休み時間をずらした。井口美由紀校長は「知恵を出し合い、できることをやるしかない」と話す。

 子どもの感染は急増している。厚生労働省によると、全国の20歳未満の新規感染者は、24日までの1週間で3万427人に上った。週ごとの人数として過去最多で、4週前の約5・5倍に相当する。新規感染者に占める20歳未満の割合も増加傾向にある。

 こうした中、夏休み明けの対応は地域によって分かれる。新宿区に隣接する渋谷区の教育委員会は、今月29日までの予定だった区立学校の夏休みを9月5日まで延長。保護者の意向や他の自治体の取り組みを考慮したという。横浜、川崎、相模原の各市教委は8月下旬の市立小中学校再開を予定していたが、いずれも月内は休校とする。

 感染拡大への不安がうかがわれる出来事もあった。宮崎市では夏休み明け初日の24日、市立小中学生の3・4%、1098人が欠席。市教委…

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