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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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タリバン復権、揺らいだバイデン氏の民主主義論 アフガン撤退

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米軍撤収後、カブールの空港の警備にあたるタリバン戦闘員=2021年8月31日、AP
米軍撤収後、カブールの空港の警備にあたるタリバン戦闘員=2021年8月31日、AP

 アフガニスタン駐留米軍が30日、完全撤収した。2001年の米同時多発テロに端を発し、米史上最長の戦争となった米国の「テロとの戦い」の幕引きを古本陽荘・北米総局長が読み解く。

「トランプ氏の姿勢と大差ない」か

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが8月15日にカブールを制圧した後、バイデン米大統領は「アフガンでの米国の任務は、民主主義国家を作ることではなかった」と断言した。民主化を望んできたアフガンの人たち、特に女性は、この言葉をどう受け止めただろうか。

 20年にわたるアフガン戦争の間、アフガンでの女性の教育機会は徐々に広がり、専門的知識を習得して社会で活躍する女性も増えた。民主主義の基盤となる市民社会が芽生えていた。こうした社会が拡大し、安定することこそが、過激思想への対抗策になると考えられてきた。

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