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ブラインドサッカー/1 韓国での出会い 「え?」から「できる」に

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【日本-フランス】前半、先制ゴールを決めて喜ぶ黒田智成(左)=青海アーバンスポーツパークで2021年8月29日、宮間俊樹撮影
【日本-フランス】前半、先制ゴールを決めて喜ぶ黒田智成(左)=青海アーバンスポーツパークで2021年8月29日、宮間俊樹撮影

 5人制サッカー(ブラインドサッカー、以下ブラサカ)はパラスポーツの中でも抜群の人気と知名度を誇る。1980年ごろにスペインで始まり、アジアでは95年に韓国に最初に伝わった。日本に持ちこまれたのはそれから遅れること6年、2001年のことだ。

 「視覚障害者のサッカーがあります」。99年、大阪の視覚障害者向けの情報施設「日本ライトハウス情報文化センター」館長で、全盲だった岩井和彦(故人)は、韓国の点字図書館関係者に会うため訪韓した時にブラサカの話を聞いた。

 ブラサカの専用競技場に案内され「日本でも広めたい」と考えた。2年後の01年9月、仲間を連れて再びソウルを訪れる。全盲の広瀬浩二郎(53)も誘われた。

 「最初に聞いたときは『え?』ですよ。韓国でやっているといっても、半信半疑です」。今は国立民族学博物館准教授を務める広瀬は当時のことを振り返る。弱視だった小学生の頃、体育の授業でサッカーをすると、ボールが見えなくて苦労した。「見える人との差」を突きつけられた苦い思い出がある。

 01年9月、ソウルの競技場。「うわっ、…

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