保護犬、「翼」得て疾走 九大院生が一肌、特製車椅子で全力 下半身不随、殺処分直前

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犬の車椅子を作った山岸将大さんとこいみ=福岡市東区で2021年7月18日、矢頭智剛撮影
犬の車椅子を作った山岸将大さんとこいみ=福岡市東区で2021年7月18日、矢頭智剛撮影

 下半身不随状態で福岡市東部動物愛護管理センター(福岡市東区)に保護され、殺処分されるはずだった1歳の犬に特製の車椅子が届いた。動物愛護団体に引き取られた後、一時は命が危ぶまれ、両方の後ろ脚も失ったが、九州大大学院の学生が体に合わせて製作した車椅子を得て、元気に走り回っている。

 保護犬はメスの雑種で、名前は「こいみ」。市民からの通報で2020年7月、推定生後2カ月でセンターに収容された。脊椎(せきつい)を損傷しており、全く動かない後ろ脚をひきずり、はうような姿だった。

 障害や病気がある犬や猫はセンターに収容されても譲渡の対象にならず、殺処分されるケースが多いが、動物愛護の啓発をする「アイハート」(福岡県新宮町)が譲渡を強く希望し、翌月引き取ることになった。代表の藤井加奈子さん(34)が収容されていたこいみと対面した際、後ろ脚が動かないことを除けば元気で食欲も旺盛だったという。藤井さんは「シェルターからはって逃げようとしている姿を見た時、『生きたい』と訴えている…

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