名産ウニ、育成して放流 資源回復へ尽力 利尻町 /北海道

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エサの昆布に張り付いたウニ=北海道利尻町のウニ種苗生産センターで
エサの昆布に張り付いたウニ=北海道利尻町のウニ種苗生産センターで

 利尻島で採れるエゾバフンウニはうま味のもととなるグルタミン酸を多く含む昆布を食べて育ち、濃厚で甘みが強いのが特徴だ。首都圏のすし屋などで取り扱われる名産品だが、漁獲量は減少傾向。利尻町は毎年稚ウニ約400万匹を大きく育

てた上で放流し、資源の回復に努めている。

 町立の「ウニ種苗生産センター」の大型水槽では餌の昆布に約2センチの大きさのウニがいくつも張り付いて動いていた。同町まち産業推進課の宮田秀彦課長(53)は「島周辺は昆布が豊富で、餌用に養殖もしている。島外の施設よりもたくさん与えることができ、大きく育てられる」と話す。

 町ではかつてニシン漁が盛んだったが、1956年ごろから取れなくなり衰退。磯での昆布漁に転換した漁師にとってウニは昆布を食べる厄介者だったが、島外で食材としての需要が高まり、主要な海産物となった。

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