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がんの予防や治療で、サプリメントに頼る人は多い。しかし、治療効果を示すエビデンス(科学的根拠)が薄弱なばかりか、使い方によっては健康を害する場合もあるという。適正な医療の選び方を紹介する連載「賢い選択」では、サプリメントとの付き合い方を紹介する。
●「食事で栄養」推奨
「サプリメントではなく、健康的な食事から栄養を摂取すべきだ」。過剰医療の防止を目指す米国のキャンペーン「Choosing Wisely」(賢い選択)に参加する米国予防医学会は、がん予防を目的としたサプリメントの使用に対し、警鐘を鳴らしている。
同学会によると、サプリメントやビタミン類はこれまで「がん予防に役立つ」と信じられてきた。しかし近年、蓄積されてきた研究成果からほとんどの人に利益がないことが明らかになった。そればかりか、一部の人に有害なケースもあるという。
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